2007年07月29日

レミーのおいしいレストラン

ピクサーは凄いなあ。
CGで人物と料理をやると言う技術的目標(あるいは確信)があっての企画だと思うのだが
実にまんまとやってのけている。
カーズでのラセターさんのウエットな浪花節よりは、全体的にやや荒削りながらもドライでシニカル。コメディー色も強い。
ここら辺はピクサーのふり幅として意識したものなのかもしれない。
個人的にはアイアンジャイアントやインクレディブルよりも面白く、ブラッドバード監督の作風が切り開かれた印象を受けた。

やはり個人的に、文科系サクセスストーリーはジンと来るものがあって
ピクサー作品でも、最も好感を持って観れた作品かもしれない。
とくに、中盤の駄目と思いながらも夢見る姿が泣ける。
反面「ネズミが料理」という企画の最も核心的なところをかなり力技で解決しており、ラストもかなりドタバタと強引に終幕している感もあるが、しかしここまで出来がいいとさほど気にはならず。
中盤で一段落するのは監督の傾向なのかという気も。
話としては完全才能至上主義で、努力と技術は無価値か?という疑問が無くも無いが、それ言い出すとそもそも話が成立しないか。

キャラクターの味付けが全体的にクドめで、「気の強い仕事のできる女」ヒロインかわいい。
料理評論家のキャラがベタ過ぎて爆笑してしまった。
ドラマのプロセスもかなりすっ飛ばしている感もあるが尺的には英断かもしれない。

ネズミ視点の地を這うカメラアングルの追いかけっこが、非常に上手い作りで爽快。地味になりがちな話を要所要所で上手く盛り上げている。

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