2007年08月21日

水グモもんもん

はい、例によってこれから宮崎駿を褒めちぎりますから、不快な人は「右クリック>このタブを閉じる」でよろしくね!

ジブリ美術館用短編。
虫を主人公にした恋愛映画。短編アニメ映画の傑作。
台詞も無く、題材も「恋愛」とポピュラーで、観る機会が与えられれば世界中で話題になるような作品だといってしまおう。
もうとにかく、何でこんなに作りが上手いんだろうか。冒頭の縦パンからメロメロ。
水中の生物に対する緻密な観察眼に裏打ちされた、水中生活の楽しさ。
虫視点の水や泡の質量感、水の張力がすべて作画で描かれているのも素晴らしい。
水グモの生態を観ているだけで、全く飽きない。
水グモどうこうの以前に、すべての「日常」を構成する「繰り返し作業」への徹底した愛着と描写力!
さらには、水中と水上のあわい恋物語と来たもんだ!
そもそも男主人公が近年では少ないが、しかも「不器用な男」というのは宮崎作品でもレアで嬉しい。
助けて巣に入れたお嬢さんを角度を変えつつ眺めているところが実にフェチッぽくて最高だ。
つないだ手(前足?)をスリスリするところも触感にうったえていて素晴らしい。
そしてクライマックスの疾走感たるや!!
まさか15分で泣かされるとは。

虫オンパレードでナウシカを思い出した。
「蟲側」から「男側」から観た、と言う意味で、裏ナウシカといった感も。
虫ってこともありピクサーとの近しさなどもなんとなく感じたり。
いやあ、もう、宮崎さんは凄いなあ!!

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