2007年12月05日
星山博之のアニメシナリオ教室
星山博之のアニメシナリオ教室
星山 博之 
ガンダム、バイファム、サイバーフォーミュラでお馴染みの脚本家、星山博之さんのシナリオハウツー本。
私を含めて80~90年代サンライズ作品を観て育った人たちはの、知らずとも氏の脚本に触れているはず。
それらの作品の骨太な人間ドラマの多くはは星山さん由来だといっても差し支えない。
書式はもちろん、打ち合わせのコツから、シリーズ構成の役割まで「アニメの脚本家」に必要な事柄が網羅されている。
また、サンプルに掲載されている脚本が、機動戦士ガンダム第13話「再会,母よ…」であるのも見逃せない。
何度も観た作品で理解しやすく、アフレコ台本と両方掲載されいるので比較できるため、そんじょそこらの解説本よりも遥かに「ガンダム」という作品を理解する手助けにもなる。
これを読みながら当時の富野さんと星山さんの「綱引き」を想像するのも楽しい。
アニメ脚本家志望だけでなく、アニメファン、コンテンツ商売関係者など、少しでも興味を持てる人あれば、色々な発見できる本だ。
「脚本に大事なのは骨」「アニメに求められるのは案外普遍性なのだ」と、ご本人の脚本同様、素朴でまっすぐな言葉が胸を打つ。
願わくばもうしばらく、星山脚本を楽しみたかった。
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