2008年03月20日
春アニメ映画
映画ドラえもん のび太と緑の巨人伝
新ドラ初のリメークでない大長編。
極端に作り手の得て不得手が出てしまっていて、全体的には残念な結果。
前半のキー坊との出会いや交流等、生活ドラマとしては実に上手いのだが
それゆえに後半、異世界に突入してからのまずさが目立つ。
生活描写が巧く、SF描写が拙いというのもあるが、原作を膨らませたパートと、オリジナルパートの乖離が感じられた。
シーンが断続的で繋がってないのは(「恐竜」のときはスケジュールの切迫からきてるのかとおもったのだが)今回も気になった。
全体的に画がちょっと引きすぎに感じる。
作画の遊び的なギャグ芝居を定期的に入れて、それで子供達の飽きを防止するという手法は、今回もある程度成功を収めて映画館でも子供にウケていたが
いくらなんでも一本調子で、ほかの手法での盛り上げ方が不足に感じた。
「恐竜」であったスペクタクルアクション的な要素がほとんどなかった事も残念。
そもそも、キー坊と聞いた時点で、エコネタが古臭くなる危惧は多少あったのだが
残念ながらそれは現実になってしまった。
その手の幻想は「寄生獣」とか「もののけ姫」とかで前世紀末に終わらせたはずだ。
全体的に宮崎駿の、オマージュ(というかもっと直接的な)を感じた。
「樹木の急成長」「封印された巨人」「森の人」「すり抜けながらかっさらえ」等。
私が宮崎信者すぎてそう思い込んでるのかと思ったが、友人達も同様の意見が聞かれたのでどうもそれだけではないようだ。
あと、新ドラ大長編は全体的に「ひみつ道具」軽視傾向に感じて不満。
期待していただけに残念。来年は「宇宙開拓史」の様子。
超劇場版ケロロ軍曹3 ケロロ対ケロロ 天空大決戦であります!
可もなく不可もなく。
ケロロらしく全般的に肩に力が入っていないため、気楽に楽しく観れた。
原作からして当然かもしれないが、大長編ドラを意識したつくり。
終盤テーマを口にしてしまったりと台詞がクドいのはサンライズならではか?
つくりは荒削りで、展開がわかりにくく、多少中だるみ。
作画はTVSP程度のクオリティーで、崩れや中割が気になるところもあったが、フラットにパカパカ系の芝居が入っており、個人的には好ましく、長期シリーズの「こなれた」感じが出ていた。
追崎さんのものとはまた違うちょっと不思議な感じの絵柄。
アクションパートはなかなか力も入っていて良かった。
サンライズを背負って大地立つ「アレ」そのものに乗ってしまう展開は衝撃。
(ザンダクロス的な)少年の日々の憧れを重ね合わせて思わず熱くなった。
同時上映の武者ケロもくだらなくてなかなか良かった。
ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+冬に咲く、奇跡の桜
「ジャンプX東映」の、良い所が良い形で出た映画。
俺たちこれでずっと飯を食ってるんだぜ!!という意地を感じた。
とにかく「クドイ」。
キャラクターが血、汗、涙とあらゆる液体を流しまくる。
ほぼ全編にわたってキャラが泣きまくって、あざとくもこちらの涙腺を絞りにかかってくる。
乱発される自己犠牲!
これでもかと、キャラがアップで熱い台詞を叫ぶ!
しかもそれを回想で繰り返す!
ここぞと言うときは死んだキャラのアップがオーバーラップ!
あざとい!!
正直好みではないが、ここまでやれば天晴れ。
作画も全編良いわけではないが、振り分けが巧みで、終盤のアクションは圧巻。
森さんの作画(たぶん)は大画面だと激しすぎて良くわかんないw
東映の層の厚さも感じました。
やはり萌やらなんやらに目が行きがちだが、しかしこの文化が土台としてアニメ漫画を支えてるんだなあと、思い知らされた。
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